かくやす。

巷で有名な格安SIM、格安スマホ。両方を使ってみての感想だけど昔(iPhone5S)より使い勝手が良い気がする。といっても今はキャリアのガラケーと格安スマホ(格安SIM内蔵)の二台持ちだけど、料金プランとしてはキャリアの方では機種代金(端折って書くと)で1300円、基本料金1200円、オプションサービス300円、割引で-770円の合計2050円程度に収まる。この中の基本料金には5分間のかけ放題ライトプランが入っている。格安SIMの方ではLINEのデータ通信の月3GBのプランで1110円だ。二つ合わせて大体3000円くらいである。

二台持ちとキャリアに片方入っているから少し割高感はあるが、iPhone5Sの時代には8000円近く払っていたので5000円ほど毎月浮いている。

 

ここまで書いて疲れてしまった… ツイッターの方で動画やら画像を載せようと思う。

こばなし。

あるところに、天才科学者が太陽の光を身体に浴びるだけで生きる分に必要な栄養素を体内に発生させることの出来る薬を発明した。その薬は世界に瞬く間に広まり、人類は薬を飲んで働く事を辞め、動く事も辞め、ずっと太陽の光だけを身体に浴び続けていた。そのうち人類は太陽の光を効率良く浴びる形状、光を浴びる際に最も良く光を吸収できる色に身体が変化していった。しかし、このまま動かなくては子孫を残せなくなる。人類は薬を飲んでいない生物に生殖器を刺激させて、その生物の身体に繁殖に必要な物質を着けられるように更に身体が変化していった。勿論その生物にもメリットがあるように、その生物が最も好まれる成分を生殖器周辺から分泌するようにもなった。

これが後の植物である。

 

あるところに、死ぬと死んだ直前の5秒前に戻って生き返る魔法を発明した悪の魔法使いが居た。当然殺しても死なないので、この悪の魔法使いを生け捕りにした王国の兵士たちは手を焼いていた。このまま牢屋の中で生かしておいて、老衰で死ぬ事になったらずっと檻の中で時間がループしてしまい、牢屋が一つ使えなくなってしまうと考えた学者が、国の中で一番高い崖の上から悪の魔法使いを突き落とす事にした。崖から地面に転落死するまで5秒以上かかり、何度も何度も悪の魔法使いは転落死を繰り返す事になる。しばらくして、悪の魔法使いが転落する地点に大きな水路を作った。魔法使いが転落すると、衝撃で水路の蓋が開く仕組みだ。悪の悪の魔法使いが720回転落すると水路の水が一杯になり、重みで耐えきれなくなった水車が1回転する。水車が1回転すると鐘が鳴る仕組みだ。12時を告げる鐘が今日も鳴る頃、落ち続ける悪の魔法使いは生き返る度に「こんなことで俺を殺せるわけがない」とタカをくくり、今日も笑いながら転落し続けている。

時計の中で、悪の魔法使いのような立場にいる歯車が今も時を刻んでいるのかもしれない。

なにとな。

固有魔法は足跡や靴から"持ち主"を具現化させる能力。国王軍所属時代には魔導騎士団の副総長の座に居たが、勇者抹殺計画に失敗した後、国から死亡されたと認定が下された。その実、勇者と対峙した後に逃走、その際に自分の靴から自分を具現化し、勇者に具現化された自分を谷底へ突き落とされた。今は古き友のはからいでとある組織の序列16位として(序列が下の方なのであまり招集はかからない、組織の人間には癖が強すぎる者が勢ぞろいしているので上位の者でも招集に応じない者も居る)細々と辺境の小さな森で住居を構え、静かに暮らしている。

 

「ったく、こんな時間に誰だよ…。」

 

時刻は半の11の刻を示している。昼頃までずっと二日酔いので寝腐っていた頭にノックの音が嫌に響く。

 

「序列16位、俺だ。早く開けろ。」

 

と、聞き慣れた男の声がする。こいつはたしか国王軍で冥道封魔士として働いている大男じゃないか…

 

序列16位?「その名前で呼ぶのはやめろ。コードネームの方の"足音"の方がまだマシだ。」

大男「では足音よ、このドアを開けてくれるな?今日は折り入ってお前に頼みたいことがある。」

 

こいつの頼みごとは無茶な事ばかりで嫌気が差していた。キマイラの唾液の採取、通常とは異なる特異な毒を持っていたマンイーターの毒の採取。報酬金はいいんだが、ヌメヌメの唾液まみれになったり、毒のせいで一晩中笑い続けるわで散々な目にあってきたのだ。とりあえずドアを開けて文句の一つでも言ってやろう。

 

序列16位→足音「んだよ、頼みって。まためんどくせぇ事を頼みにきたんだろ?」

大男「今回はお前にしか頼めない調査だ。採取のように危険な目にあったらすることはないだろう。」

足音「んで、その俺にしか頼めない調査ってなんだよ?」

大男「これは1人の研究者としての頼みなんだが、近頃アル街の使用されてない古街道で左右非対称の獣の足跡が発見されてな。その持ち主を具現化してほしい。」

足音「左右非対称ねぇ、どうせパッとしない科学者が作った脱走したキメラだろ?」

大男「それが、足跡の周りの木々が不自然に焦げていたり、ぬかるんでいたそうだ。これは研究者として言うのは憚られるのだが、ひょっとしたら混沌種かもしれない。」

足音「混沌種ってお前…アレは伝説上の生き物だろ?つっても前に居た魔王も光と闇の混沌種だったらしいけど…」

 

混沌種。本来ならば第一属性、第二属性…と階段状に得意な属性が決まっている(例えば足音の場合、土属性が100の高さ、闇属性が80の高さ、火属性が60の高さにある」が、ごくごく稀に階段状を無視して同程度に得意属性を得られた者も居る。それが魔王だ。魔王は光90と闇90の混沌種で、固有魔法は防御不可の「絶対的な死」だったらしい。が、第一属性が光、第二属性が風だった勇者の「慣性に介入する」固有魔法で自身に向けられた「絶対的な死」の慣性に介入し、方向を魔王自身に向けさせて討ち倒した、という最近綴られた冒険譚がある。

 

混沌種が発現したのは200年前に居た"女神"と、5年前の"魔王"しか記録に残されて居ない。

 

大男「そういうことだ。お前が足跡から具現化、具現化された魔物から混沌種かどうか判断する。混沌種は制約として常に二つの属性を体に宿しているからな。」

足音「具現化するだけならいいぜ。そんなにマナを消費しないからな。で、報酬金は?」

大男「そうだな、混沌種だった暁には100万ゼニーだ。混沌種でなくとも10万ゼニーは保証する。」

足音「へへ、乗ったぜ。じゃあ早速古街道に行くとするか!」

 

途中まで書いて満足するのほんとにやめたいな…まぁいいか、自己満足だし。

つかまり。

人型の魔物になりたい。

魔王軍にも属さず平穏な村で人間と共存していたんだけど、ある日国王軍に強襲されて捕虜として捕まりたい。

そこで女尋問官に「あっはぁ!やっと目ぇ覚めた?」って言われて、無言で睨みつけていたら「アンタが今思ってる事を言ってあげるね?『性格の悪そうな女だ』でしょ?」って言われたいし、「…性格の悪そうな女だ」と返して「あー、わざわざ声に出して言ってくれたんだ?耳障りだし、まずはその喉潰してあげよっか?」って意地悪く首筋にナイフの刃先を当てられたいし、「ところでさ、人型の魔物の新鮮な心臓って、美容に良いって聞くのよね〜?まずはこっちから潰してあげようかな?」って刃先を左胸に当てられてトントンと突くフリをしてほしい。「同じような容姿をした生き物の心臓なんて食いたくはないだろ」と答えたら「べっつに〜?あんたって人型なだけでただの魔物じゃん。魔物なんて家畜と変わらないでしょ?」って目が笑ってない笑顔を向けられたいし、「…村の皆は」と弱々しくぼやいたら「村の?ああ、あいつらね。明朝に共謀罪として火あぶりにかけられると思うけど。魔物なんかと共存してたら国にどんな厄災をもたらすかたまったもんじゃないしね?現国王、魔物のことがだいっ嫌いだし?」と答えられたいし、「俺が…俺が居たからか…」って言いながらうなだれたいし、「ただのアタシたちの憂さ晴らしかな?人間に扮したアンタみたいな魔物の村ってことにすれば?国王も?納得するだろうしね〜」って答えられたい。手枷をガチャガチャやったら「それ、魔力が込められてるから。下手に暴れても体力を消耗するだけよ〜?ま、あんたも情報を吐き出すだけ吐き出させたら殺しちゃうけどね」って言われたい。「アンタみたいな魔物にもなれず人間にもなれない厄介者を抱え込んだせいで大勢の人間が死ぬのよね、村人はあんたの事を恨みながら火に焼かれ…」まで言ったところで顔に唾を吐いて腹部をナイフの持ち手の部分で殴られたいし、「この!クソが!アタシに!唾を!かけやがって!」って合間合間に顔や腕、腹部を痛烈に殴られたり蹴られたりしたいし、「そこまでにしないか。俺が命じたのは情報を吐き出させろ、だ。無闇にいたぶるのは俺の趣味じゃない。」と女尋問官の上官が横から現れて、「そうだな。火あぶりの刑から変更だ。情報を吐き出すまでこいつの目の前で村人を殺せ。」

みたいなそういう感じのがいい。

結局なんやかんやあって村で一番仲が良かった魔道士の女体が現れて救出してもらって村人が殺される前に国王軍の女尋問官と上官をやっつける、みたいな展開になると思う。っていうかお約束。

えすさん。

次の日。

 

食堂屋のおかみ「まーた畑が荒らされちまってるねぇ…困ったもんだよ。」

秘書「魔獣ですか?でもこのあたりに作物を荒らすような魔獣はウルフくらいですし、それなら追い払えるのでは?」

食堂屋のおかみ「それがね、最近このあたりにドラゴンが出没するらしいんだよ。流石にロクな武器もない、打ち倒せる屈強な戦士も居ないこの村じゃ成されるがままさ。」

 

ドラゴン。飛竜種や地竜種の総称である。魔獣の中ではトップクラスの強さを誇り、ギガンテスやアイスゴーレムなどの大魔獣クラスにも引けをとらない強さを持つ種族もいる。基本的に何かしらの毒や異能を持つので厄介な存在として、しばしば国から討伐要請を出される時がある。

 

秘書「あ、それなら!兵士さんならどうでしょう?あの人は国の軍で副士長だったらしいですよ!」

食堂屋のおかみ「どうかねぇ…ドラゴンなんて、10人ががりでやっと倒せるような大魔獣クラスの生き物って聞いてるからさ、武勲のある腕利きの騎士なら倒せそうだけどねぇ…。」

秘書「わかりました!とりあえず兵士さんに話だけでもしてみますね!」

 

………………

兵士「と、いうことか。なるほどな。ってアホか!」

秘書「いたっ、なんで叩くんですか!兵士さんの馬鹿力でドラゴンなんてねじ伏せられそうなのに…。」

兵士「ドラゴンなんて軍の遠征時に一度倒したきりだ…8人ががりで、だけどな。」

秘書「それなら流石の兵士さんでも無理ですかね…。」

兵士「いや、そんな事はないと思うぞ。畑を荒らすドラゴンか…つまり雑食性のドラゴンだろ?それなら心当たりが一つある。」

秘書「なんですか?」

兵士「ドラゴンは基本的に肉食性だ。雑食性のドラゴンで思いつくのは翼竜種だな。見た目は竜種にそっくりだが、血縁は鳥類の方が近い。竜種が持つ神経性の毒や血液を凝固させて壊死させる毒も持ち合わせてはいないし、魔力を使った異能も使えるほど知能も高くない。まぁいわゆるレッサー級のドラゴンっていったところだな。」

秘書「それなら倒せる見込みはあるんですか?」

兵士「まぁ、な。道具は必要だが翼竜種程度なら二人でも勝てるだろ。」

秘書「二人?木こりさんですか?」

兵士「あほか。お前に決まってるだろ。」

秘書「ええーっ!わたしですかぁ!?死んじゃいますって!」

兵士「お前一応軍の人間だろ。前線に出ろとは言わないが、戦闘のフォローだけならできるだろ。」

秘書「わかりましたよう…ところで、何の道具を使うんですか?」

兵士「こいつだ。俺の私物だがな。本来は巨大なイノシシ系の魔獣に使うものだが、翼竜種にも通用するだろ。」

 

兵士はころんとした毛糸状の物体を袋から取り出した。聞いた事がある。アリアドネという蜘蛛から採取した糸を丸め、投網のように投げて動きの早い魔獣の動作を鈍らせる働きがあると。これを使えば空から絡め落とす事ができる、という寸法だろう。

 

秘書「なるほど、バッチリじゃないですか!さっそく畑に行きますか?」

兵士「あいつらは夜行性だから今行っても何もねーぞ。まぁ本当に翼竜種か調べる必要はあるな…」

秘書「さっそくいきましょー!被害のあった畑まで案内しますね!」

 

荒れ果てた畑にて

 

兵士「畑に残った足跡の爪が前に3本後ろに1本、か。こいつは翼竜種だな。知識の乏しい一般人からするとドラゴンと一緒くたにされやすいが。」

秘書「これなら二人でもヨユーですね!頑張って倒しちゃいましょう!」

兵士「フラグを立てるなって…でもこの足跡から大きさを察するに、2メートル以上はありそうだな。…にしてもやけに畑がぬかるんでるな。昨日雨でも降ったか?」

秘書「いえ、昨日は快晴のはずです…でも畑ですし、誰かが水やりでもしてたんじゃないですか?」

兵士「農耕技術については俺も詳しくはないから何とも言えんな。とりあえず夜まで木こりや事務仕事でもしてるか」

秘書「わかりました!さっそく取り掛かりましょー!」

 

今日はここまで。セリフ長いな… もっと簡潔にまとめられるようになりたい。

えすえに。

朝か。大体半時の6の刻(午前6時)だろう。身体がこの時間帯に起きるよう軍に居た頃の習慣が身についてしまっていた。

兵士「おい、朝だぞ。いい加減起きろ。」

秘書「ん…まだ6の刻じゃないですか…いつも私は8の刻まで…。」

兵士「仕事だ。とりあえず村人の職業や人口について聞いておきたい。」

 

眠気まなこをこすりながら秘書が起きてきた。こいつは本当に軍人かと思えるほどの体たらくだ。こいつがここに居る理由も頷けるというものだ。

 

秘書「そうですね…ここは商業区とは離れてますが、木こりの方や木の皮で作る裁縫術に長けた方が多いそうです。漁業はさほど力を入れていないそうで、主に森林開拓で商業してるみたいですね。人口は400人ほどでしょうか。あっ!」

兵士「ん、なんだ?」

秘書「そういえば木こりの方が昨日から行方不明になってたと…」

兵士「なんでそれを先に言わないんだ、軍隊は村人の保護が第一だろ。」

秘書「いえ、せっかくここに就任してから1日目なので暗い話は…」

兵士「アホか、とりあえず聞き込みをしつつ探しにいくぞ」

秘書「わかりました、聞き込みですね!」

 

本当に大丈夫だろうか。まぁとりあえず不謹慎だが村人に顔を出す理由にもなるだろう。

 

食堂屋のおかみ「あら秘書ちゃんいらっしゃい!お隣りにいらっしゃるのは、えっと…?」

秘書「あ!この人が昨日から軍に派遣されてきた兵士さんです!」

兵士「どうも。ちょっとお聞きしたいことがありまして…」

 

かくかくしかじか、と経緯を話す。

 

食堂屋のおかみ「なるほどねぇ…木こりなら昨日ここの食堂でごはんを食べた後に森へ向かったみたいだけど。森には低級の魔獣しか居ないから、魔獣に襲われるって心配はなさそうだけど…」

兵士「わかりました。ありがとうございます。とりあえず森に向かうか」

食堂屋のおかみ「ああ、そうだ。何か食材になるものがあったらウチに持っておいでな。何か料理を作ってあげるからさ」

秘書「本当ですか!?おかみさんの料理はおいしいからー」

兵士「ほら、早くいくぞ。それでは失礼します。情報提供ありがとうございます。」

 

食堂屋を後にして、森へ向かうことにした。鬱蒼と茂る森だが、樹木は針葉樹ばかりだ。針葉樹は成長が早いので林業が盛んになったんだろう。

 

秘書「ひええ、森って巨大ナメクジとかグンタイアリが居るらしいじゃないですか、あまり攻撃的ではないとはいえおっきな虫は苦手というか…」

兵士「なに言ってんだ、俺は前衛。お前は後衛でサポートをしてもらうからな。安心しろ、撃ち漏らしはほぼ無いはずだ。」

秘書「それなら安心ですね。…?うなり声?が聞こえますね?」

兵士「ん?何も聞こえないが…」

秘書「あっちです!ほら、あそこ!」

 

草むらをかき分けて進むと、倒れた巨木に下敷きになった男がうなり声を上げている。どうやら、倒れた巨木に足が引っかかってしまい抜けないようだ。

 

兵士「あんたが木こりか?とりあえず木をどかすぞ。おらっ」

 

ずずん、と大きな音を立てて木をどかすと、2メートルはあるだろうか。自分より大きな大男がこちらに向き直ると、

 

木こり「ありがとうよ。木を切ってたら目算を誤って自分の方に倒してしまったみてぇだ。あんたらが助けにこかったら大変な事になってたな。」

兵士「大変な事?」

木こり「ああ、今日の夕暮れに商業街から商人が来るんだ。この切り出した木材を売って生計を立ててるんだがよ、商人が来るのは毎週1日だけなんだ。今日を逃すと来週になっちまうし、そうなると一度に全部切り倒した木々は運ばないからな。」

秘書「たしかに今日でしたね!間に合ってよかったです。ところで、その木は…?」

木こり「ああ、これは切り出して運ぶんだが仲間を呼べなかったから親切ついでにあんたたちと一緒に運んでくれると助かるんだが…」

兵士「それは了承したぞ。そうだな、木材の流通は全てあんたが一任されているのか?」

木こり「そうだな、兼業のやつらはちらほら居るが、本業として木こりを営んでいるのは俺だけだ。お前らが木々を切り出してくれたなら見積もりは俺でするぜ。もちろん、この木もだ。」

秘書「この木一本だといくらになるんですか?」

木こり「せいぜい500ゼニーってところだな。俺は木を切る専門だから、鑑定士が居れば商人と交渉してもっと値はつけられるとは思うんだがな」

兵士「なるほどな。とりあえず運ぶぞ。」

 

巨木を軽々と持ち上げて秘書と木こりが感嘆の声をあげる。腕っ節には自信があるからなんてこともない。このまま軍を辞めて木こりとして転向するのも悪くない…が、何か忘れてるような?

 

駐屯地にて

 

秘書「今日はなんだか疲れてしまいましたね、でも木こりさんも見つかってよかったです!」

兵士「そうだな、木材の売買は木こりに任せるとして、軍資金の援助について聞きたいことがあるんだが…」

秘書「軍資金の援助、ですか?うーん、そんな書類は見当たらなかったような気がしますが…」

兵士「なんだって?じゃあ他に書類が送付されてなかったか?」

秘書「そうですね、これならありますが…ええと、要約すると『駐屯地にて軍資金を100万ゼニー確保せよ。軍事商業流通ルートを抑える事。』つまり、お金を貯めて関所として商業ルートを開拓しろってことですね」

兵士「…それ以外は?」

秘書「ないですね。」

兵士「…マジか」

 

愕然とした。軍資金は全て自分で調達、更に商業ルートを開拓するまで帰ってくるな、ということだ。これはもう逃げ出したくなるほどの無理難題だ。

 

秘書「大丈夫ですよ!木々の運搬を手伝えば多少のお小遣いが貰えますから!それで頑張りましょう!」

兵士「お前、どれだけの年数がかかると思っているんだ…商人が来るのに週1回、木こりの分と合わせて積載できる木材の量は3000ゼニー分がいいところだろ。年数が経てばここは必要不可の駐屯地となって、しまいには…」

秘書「しまいには…?」

兵士「俺たちはクビってことだぞ。はぁー、本当にどうすんだこれ…。」

秘書「クビは嫌です!またお母さんの酒場で働くことに」

兵士「お前はまだいいけど俺はアテがねーんだぞ… ったく、どうすれば…」

 

ぐきゅる、とお腹のなる音がした。音の出どころは俺ではない。こいつか。

 

秘書「……あ、もうそろそろお腹減りませんか?クヨクヨしてたってしょうがないし、食堂に行きましょうよ!」

兵士「まぁ、そうだな、森に入った時に食える野草やきのこも採取しておいた。これで食費は浮くだろ。」

秘書「いつの間に!さすがですね、さっそくご飯を食べにいきましょー!」

 

呑気に食堂に向かう兵士と秘書を、上空から見つめている黒い影があった。

???「…グルルル」

 

今日はここいらで終わりにしよう、続きは書くか微妙。

 

えすえす。

暇なので、RPGツクールを作る時のネタでも投下してみます。RPGを作るかは未定ですが。

 

兵士「アル半島に出向、ですか。」

上官「そうだ、アル半島の軍基地では資金不足らしくてな、資源を取り揃えるルートを確保してほしいとのことだ。」

兵士「基地としての戦略的重要性は?」

上官「今のところは特に無いが、まぁあっても良いだろうとのことだな。」

兵士「そんなあやふやな…。」

 

俺が左遷された理由は大体見当がつく。他軍との合同試合で数々の軍人を病院送りにしてしまった一部始終をお偉いさんに見られていた、ってところだな。

 

上官「お前には同情するよ。まぁなんだ、ちょっとしたバカンスのつもりで行ってこい。そこで働きが認められれば軍位も上がるだろう。」

 

結果が伴わなければ…と最悪のケースも想像が付く。事実上の島流し、リストラだからな。

 

兵士「わかりました、とりあえず支度して2日後に向かえるように手配します。」

上官「ああそうだ、現地の基地に秘書が居るらしい。仲良くやってくれ。」

兵士「はい、ではこれで。」

 

帰路についた。半島に左遷かー。まぁ、流石に軍基地の拠点ということで多少の援助も出るだろうし、やるだけやってみるか。まずは支度しなくちゃな。

 

2日後。

 

何だここは。何もない。しょぼくれた民家がまばらにあるだけだ。ここは本当に軍基地の拠点なのだろうか。荒れ果てて手入れの行き届いてない夕暮れ時の畑道を歩いていると、年齢は15歳くらいだろうか。小さな少女がニコニコしながらこちらに手を振っている。

 

兵士「おーい、ここの住人か?俺は軍から派遣された兵士だ。軍基地の駐屯地を探しているのだが…。」

少女「あっ!お初お目にかかります!私がこの軍支部の秘書です!駐屯地はここですよ!ここ!」

 

と元気いっぱいに叫ぶ少女が、実は軍基地の秘書だったらしい。なるほど、なるほど。少女の指差す駐屯地とやらも、そこらの民家に毛が生えた程度の建物だった。これ、色々とまずいところに左遷されてしまったみたいだな…

 

兵士「とりあえず書類の整理から始めるか…ところで、地形の地図はあるか?ここら一体の地理に目を通しておきたいんだが…」

秘書「あ、それならここにありますよ!森や海は綺麗ですし、自然豊かで良いところですよね〜。」

 

こいつは本気で言っているのか。酒場も無い、魔道具専門店どころか武具屋すらないだろうが。ここは本当に軍の拠点なのかと疑いたくなるほどの平坦で平凡な… ここで数えきれないほどの愚痴を漏らしても仕方ないだろう。無い物ねだりほど虚しいものはない。

だが、部屋は綺麗だな。書類も整理整頓が行き届いている。こいつが全部やったのか?

 

兵士「そうだな、とりあえず書類には目を通しておくがそろそろ夜が更けてきたな…寝室はあるか?」

秘書「この部屋しかまともに寝泊まりできそうな部屋がないんですよね〜。」

兵士「それってまさか…。」

秘書「あはは…一つ屋根の下に暮らすことになりそうです。……私が寝てる時に手ぇ出さないでくださいね?」

兵士「当たり前だろ、子どもに興味はないわ!」

秘書「もー!これでも私19歳なんですよ!18歳で軍に入ったのでまだまだ新人ですけどね〜」

 

驚いた。15、6歳くらいの子どもだと思っていたが、自分と3つしか違わないらしい。身長もそうだけど、だって明らかに胸が…いや、やっぱりなんでもない。

 

兵士「そうだな、とりあえず話しながら資料には目を通しておいた。明日から忙しくなるぞ。」

秘書「はい!頑張ります!ではお布団を用意しますね!」

 

しゅるしゅるしゅる、と手際よくお布団を即座に敷いている。用意周到だな。まぁ明日から忙しくなると念を押しておいたんだ、すぐに寝付くだろう。

 

秘書「ふふっ…なんか長距離演習みたいですね!こうして皆とお布団にくるまりながら恋バナとか…。」

兵士「いいから早く寝ろ。休憩を取るのも軍人の務めだぞ。」

秘書「はーい、おやすみなさいです…。」

 

これからどうなっていくのか、どうすればいいのか。軍からの援助資金によるな。やりくりしてなんとか資源を確保して軍事的な商業ルートにできれば、と、そうこう考えてるうちに睡魔が襲ってきた。とりあえず寝るか…

 

腕は立つが向こう見ずで無鉄砲な兵士と天然だけど頑張り屋さんな秘書のお話…にしたいんだけど、なんか文章が稚拙すぎて恥ずかしくなってきたな。

気が向いたら続きを書こう…多分前のパターンと一緒で結局書かなさそうだけど…